ここのところ、財務省の福田淳一事務次官がセクハラで辞任したり、日本レスリング協会の栄和人監督がパワハラで引責辞任したりと、あっちでもこっちでも叩けばハラスメントの埃が立っていますね。

今回のセクハラ事件では、被害者の女性記者が外部の週刊誌に会話の音声データなどを提供したことについての是非が話題になっているようですが、セクハラの被害者がその話をするのは、どのような状況だろうと辛く、困難なことだと思うのに、女性が上司に打ち明けても握りつぶされたわけですから、それはやむを得ない措置だったと思います。#Me tooです。握りつぶされたセクハラ、パワハラ、マタハラ話は今まで計り知れないほどあるのでしょう。

「スメハラ」(スメルハラスメント)はご存知でしょうか?これは主に体臭や口臭や香水などをはじめとする臭いで周囲を不快にさせることです。社会問題になりつつあるハラスメントです。もともとの体臭や口臭のハラスメントが、臭いを気にするがあまり、柔軟剤や、制汗スプレーなど強い人工的な香りをつける人が増え、2次災害的にその強い香りが「香害」となり頭痛、吐き気、めまいなどに苦しんでいる人も増えているそうです。ひどくなると化学物質過敏症の診断を受け「香り」にあふれている人混みへ出られず苦しんでいるというから深刻です。香りについては、人によっての好みや感じ方が違うので、自覚のないままハラスメントしてしまっていることもあるからやっかいです。

私も好きな香水ばかりつけて、強さがエスカレートしているのかも?とか、柔軟剤も量を少し減らしてみようかなと思っています。相手を思いやる気持ちがハラスメントを減らすと信じて。(小林)