海の日に富士登山をしてきました。

夕日を眺めながらこけももソフトクリームで登頂成功を祈願し、8時頃から山頂を目指しスタートしました。

夜間の登山は生まれて初めての体験でしたが、ヘッドランプのおかげで不自由はなく、しかも日焼けをしないで登れるためとても良かったです。
コースはこれまでの大山、塔ノ岳よりずっとつまらな…いや、岩が多く、しかも見るべき景色もないため単調ではありました。
とにかく外国人の方が多いため各国語が飛び交い、一瞬どこの山を登っているのかわからなくなるほどでした。

登山で高さを稼ぐとはかくも過酷なものなのか――標高が高くなるにつれ、そう痛感しました。
まったく推奨されていない弾丸登山を地でいってしまったため、しっかりと高山病になり、途中から生あくびばかり出て閉口しました。
呼吸が苦しいというよりは、一歩一歩が遅くて重いという感じで、しかも7合目以降は本当に寒くてびっくりしました。
けれど呼吸と一歩一歩に集中するのはこれまでと一緒で、あまり不安感もなく、無心でゴールを目指すことができました。

山頂は…ダウンを着込んでいてもただ寒く、風を遮るものもなく、夜中の1時だったので山小屋も開いておらず、真っ暗闇で見るべき景色もなく…滞在時間10分程度で即、下山しました。
ご来光を待つ人々は防寒装備に包まって横になっておられましたが、私は欠伸が止まらず「早く降りたい気持ち満々」だったので、何の未練もなく出発しました(これが結果的に良かったのですが)。~つづく~(黒川)