ここ数週間というもの、テレビで日大アメフトの悪質タックル問題を取り上げたニュースを見ない日はないほど、どのメディアも取り上げて、その社会的関心は大変大きいものでした。
昨日の関東学生アメリカンフットボール連盟の記者会見で、2大指導者である監督とコーチが永久追放処分となり、その実態調査の経緯も細かに明らかにされ、すこしスッキリとした気持ちになれました。

この一連の騒動で、被害にあった関西学院大学、被害者の親、加害者の選手、日大の監督とコーチ、日大学長……とそれぞれの記者会見でのスピーカーの発信力について、発信する内容が真実であればあるほど真摯な態度と真っすぐな言葉は、受信者に伝わるものだとひしひしと感じました。自分にやましい思いや、何かを隠蔽しようとしている発信者は目が泳いでいて、記者の質問にはしどろもどろで辻褄が合わず、疑わしさが募るばかりでした。
発信者の伝えることが真実であればあるほど、発信力は高くなるという単純なことが今回の記者会見を見比べて良くわかりました。

それにしても、監督が絶対的なパワーを持ちそれに服従しなくてはならないという組織図から、ビジネスパーソンが我に返り学ぶこともあるのではないでしょうか?経営のトップや上司のパワハラで苦しんでいる社員はいるのではないでしょうか?
これを機会に自社のコンプライアンスを見直てみてはいかがでしょうか?(小林)