私が研修の講師をはじめた頃、どのように準備してきたかについてを書きます。

研修を通しての脚本(スクリプト)を作り、まずは内容に整合性があるか効果は期待できるかのチェックを受けます。  →その後ビデオカメラに向い一人で研修のリハーサルを繰り返し、ひたすら自分を客観的にビデオでみる作業をします。  →どのようにすれば伝わりやすいかというインストラクションスキルも勉強します。

上手く喋れるようになる為の練習は「失敗」しないことばかりにとらわれてしまいます。しかしこれでは意識が講師自身に向っています。研修で一番大事なのは受講者に意識を向けて彼らがどのように受け止めそれを現場で再現するかではないかと思います。研修講師を始めて何年も経ちますが、今でも「受講者に意識を向ける」ということをいつも心に留めて講師をしています。(山浦)