私事にわたりますが、先月主人の母が急逝しました。葬儀は義母が通っていた教会で行われました。義母が大好きだった沢山の花に囲まれ、聖歌隊の讃美歌でとても義母らしい式でした。
牧師先生のお話は、「●●さんは、78歳という若さで…」このフレーズで始まりました。
義母とのお別れを悲しみつつも、このフレーズにハッとしました。今時は78歳はまだまだ若いのですね。昨年厚生労働省の調査で発表された日本人の平均寿命は、女性が87.34歳、男性が81.32歳。確かに78歳はまだまだ若い。

義母は書道の師範でもありました。弊社の応接室に飾ってある「談」という字の書も義母の作品です。
この字は、義母が皆にもっとコミュニケーションをとって欲しい、会話をして欲しいという思いで書いたものでした。この話を聞いた時、弊社のコンセプトにぴったりだと思い壁に掛けさせてもらいました。
今年1月に銀座の個展に出品したのは「時空」でした。これが最後の作品となってしまいましたが、この字をなぜ選んだか私の息子に手紙で説明していました。(小林)

~「時空」時を超えてもっと色々なことを想像してみて、心で未来をみてみてね。~ばあばより