6月5日ある会計事務所で『事業承継プロセス』の研修をおこなってきました。
これは会計事務所の顧問先で事業承継がすすんでないお客様にどのようなサポートができるか?職員の方がいかにして経営者の理想の事業承継の姿を把握することができるかを目的とした研修です。

研修をしていてとても印象に残ったことは終了後その事務所の先生の所感でした。

「事業承継で重要なことはお客様に諦めさせること!」

「え?」と思わず呆気にとられてしまいました。

痛烈な一言だと思いましたが【諦める】という言葉には「つまびらかにしいろいろな観察をまとめ真相をはっきりさせること」という意味があるそう。知りませんでした。【諦める】とは放棄、断念、ギブアップといったネガティブな印象が強いですが仏教語では真実、真理、悟りを意味するそうです。

まさに事業承継における【諦める】は自分自身の限界を知り、周りの状況を受け入れて理解し=『明らかにする』、つぎのアクションを起こす=『選択をする』という意味なのでしょう。(山浦)