みなさん。こんにちは。経営承継の幾島です。
先日、某老舗企業の会長にお会いしてきました。
会長は今年の1月に、まずは会長の兄弟に1年間社長を継がせ(中継ぎ経営者)たとのこと。その後ご子息が社長になる予定
とのこと。ご子息は、今の老舗企業とは全く違う社風の、グローバル企業の経営企画ご出身。ゆっくり、のんびりの会社になれるのに時間がかかるということで、1年後にされたとのこと。

ただご子息がご入社されて変わったことは
・会社のスピード感が早くなった
・若手の意見を聞くようになったので、若手がイキイキしはじめた➡若手社員が会社に発言できる環境を作った
・社内の業務システム等が新しくなった➡時間短縮の効率化に成功

など目覚ましく変わってきたとのこと。
当初誰もついてこれないのではという心配も一気に払拭されたようです。

その中で、顧問税理士も変えようというお話が出ているとのこと。ご子息がクラウド会計を導入したいと、ご相談したところ、顧問税理士から「やったことがないから、採用しないで欲しい」との回答をいただいたとのことで、ご子息は、ご自身のスピードと合わないということで、ご不安をお感じになっているそうです。

このお話をお聞きして感じたこと。
いつまでも若いなんて思わないで、とにかく若い方の意見に耳を傾けようと思いました。自分が育ってきた時代の「常識」とか「標準」っていうものを共有している人間は意外に少ないもので、常に変化するもの。とかく先人の知恵を優先しがちではありますが、新しい時代に生きるためにはその考えも必要。

ちょっと改心させられるお話でした。(幾島)